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ドローンを活用したテロ対応警備訓練を実施(福生警察署合同)

平成30年3月19日(月)に東京都羽村市にある武陽ガス株式会社のガス供給所敷地内にてドローンを活用したテロ対応警備訓練を実施しました。

訓練の目的

2020年に行われる東京オリンピック・パラリンピックを見据え、ライフライン施設で発生する可能性のあるテロ事案を想定し、テロ発生時の対応能力の工場及び関係各機関における連携の強化を図ることを目的に実施されました。

ドローンの役割

本訓練はテロリストが標的とするライフライン施設であるガス供給施設(ガスタンク)において、爆発物を設置して人質を取り、立てこもるという事案の発生を想定し行われました。
そこで、事件発生後に現場から約500m離れた場所で高性能ズームカメラ搭載のドローンを飛行させ、現場の状況を撮影しつつ最新の映像伝送システムを利用し、対策本部でも映像を共有することで全体での状況把握及び現場への指示を出すことで、的確な人員配置や犯人の情報収集を行うことが可能になります。
警察関係者をはじめ各機関の方々もドローンやズームカメラに興味を示されており、今後の活用が期待されます。

今回使用した機材は以下となります。

DJI社製 Matrice210 RTK

DJI社製品の中で最も頑丈で信頼性の高い多機能産業用ドローン「Matrice200シリーズ」のハイエンドモデル。
高い耐久性・優れた格納性・密閉型の防水設計に加え、拡張性の高いカメラマウントにより様々な特殊カメラを搭載することが可能です。

DJI ZENMUZE Z30(高性能ズームカメラ)

光学30倍ズームが可能な高性能カメラです。災害時の人命の捜索や遠方の監視等に活用可能です。
また、設定したターゲットを自動追跡するトラッキング機能を使用することも可能です。

ブイキューブロボティクス社製 映像伝送システム(ビデオ会議システム)

複数拠点でのリアルタイム映像伝送を可能にするシステムです。
ドローンのカメラに映る映像を別の場所でも同時に共有することができます。