【100g未満ドローン】おすすめ機種5選|法規制対象外?導入しやすい小型機を紹介

ドローンを使ってみたいけれど、「法規制が多く複雑そう」「いきなり高価な機体はちょっと…」という方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめしたいのが、重さ100g未満の軽量ドローンです。

これらの機体は航空法の一部対象外となるため、飛行申請や機体登録といった手続きが基本的に不要。まずは試してみたい企業や初心者の方にもぴったりです。

価格もリーズナブルで、1万円前後から購入できるモデルもあり、導入コストが抑えられるのも魅力。手軽にスタートできるので、飛行トレーニングやテスト運用にもおすすめです。

本記事では、100g未満のドローンに適用される/されない法規制・ルールや、初心者でも扱いやすいおすすめの100g未満ドローンを5機種ピックアップし、それぞれの特徴や活用ポイントをわかりやすく紹介します。

この記事でわかること

  • 100g未満ドローンのメリット・デメリット
  • 100g未満ドローンに関わる法律や規制
  • 100g未満ドローンおすすめの5機種

100g未満のドローンのメリットやデメリット

メリット

①航空法がほぼ対象外で飛行の自由度が高い

規制対象外であっても安全への考慮は必要ですが、いわゆる「特定飛行」に該当する「目視外飛行」や「人または物件との距離を確保できない飛行(半径30m)」なども100g未満のドローンであれば許可は必要ありません。(※一部適用される規制もあります。)

②「無人航空機の登録制度」対象外

2022年6月20日から登録義務化となった無人航空機(ドローン)の登録制度ですが、100g未満のドローンは対象外となり、導入後手続き不要ですぐに飛行させることができます。

③価格が安い

本格的な空撮ドローンは価格が10万円を超えることも珍しくなく、初心者には手を出しにくいもの。100g未満の小型ドローンは数千円から購入可能です。また安価なゆえの機体の不安定さが初心者のトレーニングにもおススメで、将来的な資格取得を見据えた操縦技術向上の練習にも向いています。

デメリット

①屋外では風の影響を受けやすい

100g未満のドローンは機体が軽いため屋外で風の影響をまともに受けてしまいます。操縦が難しいだけでなく、強風に簡単に煽られるので、流されたまま見失ってしまうリスクもあります。

②飛行時間の短さ

機体とバッテリーを合わせて100g未満のため、当然バッテリーも小さく容量も少ないです。機種にもよりますが、数分程度の飛行しかできないことが多いので少々物足りなさを感じることも・・・。
ですが、交換用バッテリーも安価のため、複数準備して交換しながら飛ばすことである程度の飛行時間を確保できるでしょう。

③写真や動画のクオリティは低い

100g未満のドローンですと、そもそもカメラが備わってない機体もあり、あってもスペックはそこまで高いものではありません。
空撮目的ではなく、飛行を楽しむドローンとして活用することをおすすめします。

100g未満のドローンでも許可が必要な場合も?適用される法規制やルール

画像出典:国交省無人航空機飛行許可承認申請ポータルサイト
https://www.mlit.go.jp/koku/permitapproval/

100g未満のドローンは比較的気軽に飛ばせるイメージがありますよね。実際に飛行申請などは必要なく手軽に飛行ができるのですが、実はすべてが「自由」というわけではありません。

たとえ軽量であっても、飛ばす場所や状況によっては法律やルールが関わってくることも。
ここでは、100g未満のドローンでも注意しておきたい法規制やマナーについて、いくつかご紹介していきます。

航空法

国土交通省によると、航空法の対象になるドローン(無人航空機)は、「人が乗れない小型の飛行機やヘリコプターなど」で、遠隔操作や自動で飛ばせるもののうち、機体本体とバッテリーを合わせて100g以上のものとされています。100g未満のドローンとは、機体本体とバッテリーの重量の合計が100g未満となり、プロペラガードやカメラの重さは含まれません。

100g未満のドローンは基本的に航空法の規制を受けないので、気軽に使いやすいのがポイントです。ただし、場所や飛ばし方によっては注意が必要な場合もあります。

具体的に適用される場合があるのが、次の空域での飛行です。
ドローンだけでなく、打ち上げ花火や凧揚げなども、航空機の飛行に影響を及ぼすおそれのある行為として、国土交通大臣の許可又は通報が必要な場合があります。

100g未満のドローンにも適用される航空法

  • 緊急用務空域での飛行
  • 空港等の周辺での飛行
  • 航空路内における高度150メートル以上の飛行
  • 高度250メートル以上の空域での飛行
  • 航空交通管制圏、航空交通情報圏、航空交通管制区内の特別管制空域等における飛行

参考:https://www.mlit.go.jp/common/001708524.pdf(国土交通省)

小型無人機等飛行禁止法

警察庁が所管する「小型無人機等飛行禁止法」の対象施設周辺地域(対象施設の敷地又は区域及びその周囲おおむね300メートルの地域)の上空においては、100g未満のドローンであっても飛行を禁止しています。

小型無人機等飛行禁止法」が適用される主な対象施設

  • 国の重要な施設等
    ー皇居、国会議事堂、総理官邸など
  • 外国公館等
  • 防衛関係施設
    ー自衛隊施設、在日米軍施設
  • 空港
  • 原子力事業所

参考:https://www.npa.go.jp/bureau/security/kogatamujinki/pdf/gaiyou.pdf(警察庁)

民法

民法では、「土地の所有権は、法令の制限内において、その土地の上下に及ぶ」と明記されています。つまり、100g未満のドローンであっても、誰かの敷地やその上空を飛ばすときは、持ち主や管理者の許可をもらうのが望ましいです。

実は、法律では「どこまでがその土地の上空か」という正確な高さまでは決まっていません。しかし他人の家や建物の上を勝手に飛ばすのはトラブルのもと。飛ばす場所が自分の土地以外なら、あらかじめ確認しておくことがドローンを飛行させる側のマナーといえます。

電波法

ドローンは本体となる「機体」を「送信機(プロポ)」からの無線電波によって操作します。他の電波装置との混線などを防ぐため、日本国内において電波を発する機器の利用には、『技術基準適合証明等(技術基準適合証明及び工事設計認証)通称:技適』の取得を義務付けています。もちろん100g未満のドローンであっても例外ではありません。

その他、飛行前に確認すべき法律や場所

100g未満のドローンを飛行させる場合でも、上記の他にも確認が必要なことはまだまだあります。特に、飛ばす場所や周囲の状況によっては、より一層の安全配慮が必要になります。
以下、例となります。

  • 各自治体の条例等(公園での飛行禁止など)
  • 道路交通法(工事現場付近での離発着や、車両通行の妨げがある飛行等)
  • 国家的行事やイベント会場(ワールドカップや国際サミット、万博など)
  • 航空機の離発着場(空港以外のヘリコプターや小型飛行機の離発着場)
  • 高圧線や変電所付近

初心者も安心!技適対応の100g未満ドローン5選

100g未満のドローンといっても、用途や性能はさまざまです。ここでは、国内で使用OKな技適対応機種で、初心者から業務トライアルまで活用しやすい5機種を紹介します。カメラ付き機種も多く、空撮体験や飛行練習の入門用としてもおすすめです。

機種名 重量 カメラ 特徴
DJI Tello(Ryze Tech) 約80g HD(720p) 安定性◎・教育/業務向けでも人気・国内正規品多数
DEERC D20 約70g HD(720p) 折りたたみ式・ジェスチャー操作・技適対応モデルあり
Holy Stone HS420 約31g HD(720p) 超軽量・静止画OK・日本仕様あり(技適確認必要)
Holy Stone HS210 約22g なし 安定性◎・操作練習に最適・国内Amazon正規品あり
TOMZON A24 約40g FHD(1080p) カメラ◎・自動ホバリング・安全設計・技適付き

DJI Tello(約80g|HDカメラ)

画像出典:Amazon.co.jp

軽量・コンパクトながら圧倒的な安定性と品質を誇る、100g未満ドローンの王道モデル。
Ryze Tech製ながら、DJIの飛行技術が使われており、Wi-Fi映像伝送やセンサーによるホバリングの安定性は抜群。720pのHDカメラで簡易空撮や映像チェックも可能。

Scratchを使ったプログラミング飛行にも対応しており、教育・業務研修用途にも実績多数。技適マークも取得済みで、国内利用も安心。
個人・法人を問わず、最初の1台として非常におすすめです。

当社にて取り扱っております!お問合せください。
お問合せはこちら:https://skyseeker.jp/contact/

DEERC D20(約70g|HDカメラ)

画像出典:Amazon.co.jp

スタイリッシュな折りたたみ式デザインとHDカメラを搭載した、軽量・多機能なミニドローン。
Wi-Fi接続でスマホ画面に映像を表示しながらのFPV飛行が可能で、空撮体験や業務前の試験運用にも活用可能です。
ワンキー離陸やジェスチャー操作、ヘッドレスモードなど初心者にうれしいサポート機能も充実。

Amazonでは技適マーク付き国内対応モデルも販売されているため、安心して導入できます。価格と機能のバランスが非常に良く、個人用途から軽い業務利用まで対応します。

Holy Stone HS420(約31g|HDカメラ)

画像出典:Amazon.co.jp

超軽量かつHDカメラ搭載の、エントリーユーザー向け小型ドローン。
31gという軽さながら、写真撮影や映像確認にも対応するカメラを備えており、ドローン撮影を気軽に試してみたい方にぴったりです。

ワンボタンでの離陸・着陸、自動ホバリング、360°フリップといった操作支援も豊富。日本国内向けの技適認証済みバージョンも存在するので、購入時は販売元の確認がおすすめ。
コンパクトさと実用性を兼ね備えた、コスパの高いモデルです。

Holy Stone HS210(約22g|カメラなし)

画像出典:Amazon.co.jp

カメラは非搭載ながら、安定したホバリング性能と高い操作性で人気のモデル。
特に初心者の操縦練習や、企業の操作トレーニング用としても導入しやすく、複数台同時に使った研修用途などにも最適です。

プロペラガード一体型のデザインで安全性も高く、屋内での飛行にぴったり。操作感が非常に素直で、離陸・着陸もワンキー操作で簡単。

Amazonなどの国内販売店経由で購入すれば、技適マーク付きモデルが届くので安心です。

TOMZON A24(約40g|フルHDカメラ)

画像出典:Amazon.co.jp

超軽量ながらフルHD(1080p)カメラを搭載した、コストパフォーマンスの高い小型ドローン。
プロペラガード一体型の安全設計で、室内飛行や操作練習に最適です。自動ホバリングやワンキー離着陸、360°フリップなど、初心者でも扱いやすい機能が充実しています。

さらに、レーザーを使った対戦型ゲームモードも搭載しており、複数台を使えば遊びながら操作スキルを身につけることも可能。社内イベントや業務導入前のトライアル用途にもぴったりです。

100g以上の本格派ドローンを使ってみる

100g未満のドローンは、気軽に使えて初心者のドローン体験にはぴったりですが、実際の業務や商用撮影では、より高性能な機体が求められる場面も多くあります。

スカイシーカーでは、測量・インフラ点検などの現場で活躍する産業用ドローンや、高性能な空撮にも適したドローンのレンタルサービスを提供しています。

また、ドローンの販売も行っておりますので、本記事で紹介した小型機に加えて、目的に応じた最適な機体選びもぜひご相談ください。

ドローンレンタルサービスを利用することにより、必要な時だけ使うことができるだけでなく、利用者はメンテナンスも不要ですし、万一の事故の際の補償も充実しています。高額な産業機の取り扱いもあるので、一時的に業務での利用の際などにぴったりのサービスです。

レンタルのメリット

ハイスペックな空撮ドローンを使いたいけど購入するにはハードルが高い。短期間しか使わないから買うのはもったいない・・。ドローンは決して安価ではないので購入をためらってしまう方もいらっしゃると思います。そんなときはドローンレンタルサービスを利用するのも選択のひとつです。

初期投資の軽減

購入には高額なコストがかかる一方、レンタルなら初期費用を大幅に抑えられます。短期間の撮影や試験導入に最適です。

保守・管理の手間を軽減

レンタルなら、メンテナンスや修理対応はレンタル業者が行うため、運用に集中できます。
また、保険についてもレンタル業者が加入していますので万が一の墜落事故等でも安心です。

最新機種を柔軟に試せる

次々に最新機種が発表されるドローン業界の中で、レンタルなら手軽に最新機種を試すことが可能です。
短期利用のほか、購入検討のためにもぜひ柔軟にご利用ください。

レンタルのデメリット

デメリットとしては、在庫が流動的で使いたい機材が希望日時で予約できないことがある。天候不良などで予定は変わるもの。必ずしも使いたい日程での利用が約束されない場合があるでしょう。

スカイシーカーレンタルサービスの概要

当社では、Matriceシリーズをはじめとした産業用から空撮用の一般用まで幅広いラインナップを取り揃えたドローンレンタルサービスを運営しております。
弊社レンタルサービスの強みをご紹介いたします。

  • 最短1泊2日から利用可能
  • ご利用開始日の前日午前中に機材をお届けするので余裕をもって利用可能
  • ご利用開始日の3営業日前までキャンセル・日程変更が可能
  • 小型機であっても往復送料は弊社負担(8,000円以上のご利用)
    ドローン本体のレンタル品の中には、バッテリーや充電器、予備プロペラなど必要なものをオールインワンで同梱発送。別途必要なものをレンタルする必要はほとんどありません。
  • バッテリーのみ・カメラのみのレンタルにも対応

まとめ|導入しやすさと安全性を両立する「100g未満ドローン」

100g未満のドローンは、機体登録不要、航空法もほぼ対象外で、はじめてでも使いやすく、気軽に使ってみたい人や社内でのおためし運用にはぴったりです。

今回紹介した機種の中には、カメラ付きでしっかり撮れるものや、安全に配慮した設計のものなど、いろいろなタイプがあります。まずはこうした小型モデルで操作の感覚や特徴をつかんでから、本格的な空撮や業務向けのドローンにステップアップするのもおすすめです。

スカイシーカーでは、より高性能で実用的なドローンのレンタルサービスも行っています。100g未満の小型ドローンで操縦や撮影に慣れたあと、「本格導入する前に試してみたい」という方、ぜひお気軽にご相談ください!

DJIドローンのレンタルサービスも行っています!

ドローン導入のお手伝いも可能です!

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