空撮用ドローンおすすめ10選!撮影初心者からプロ仕様まで選び方ガイド【2025年版】

そこで今回は空撮(撮影)に特化したドローンをご紹介したいと思います。初心者向けから高度な撮影が可能なプロ向けまでと種類も豊富なので、ぜひ最後までお付き合いいただき、購入される際の参考になさってください。
この記事でわかること
- 空撮用ドローンのおすすめの選び方
- 価格・用途別に応じた空撮ドローン10選
- ドローン購入時に押さえておきたいポイント
- 購入とレンタル、どちらを選ぶべきか
目次
空撮ドローンの選び方
空撮用ドローンを選ぶ際のポイントを3つご紹介します。
- 活用シーンの選択
- 空撮ドローンの導入コスト
- 撮影に必要なスペック
活用シーンの選択
まずはドローンで撮影した動画や写真を、どんなメディアやシーンで使うかを考えます。
例えば以下のようなシーンによって選ぶべきドローンも変わってきます。
- 自身のSNSに載せるブログなど趣味の動画
- 会社HP作成や利益を得る動画サイトへの投稿
- 映画、ドラマ撮影、MVやPV制作
映像制作など、業務での利用は画質にもこだわる必要があり、ハイスペックなカメラ機能が求められます。画像編集や撮影方法にバリエーションがあるとより使いやすいでしょう。逆にSNSにアップする程度でしたら、操作性、可搬性が優れた気軽なドローンが必要になるでしょう。
ドローンのスペックによって価格も変わってくるため、使用するシーンの検討は重要です。
空撮ドローンの導入コスト&必要なスペック
シーン別に大まかに区切った空撮用ドローンは、コストもそれぞれ幅があります。
-
自身のSNSやブログなどに利用。趣味の動画(~10万円)
趣味の動画でしたら、画質や編集機能に大きくこだわらなくても十分です。導入しやすく、持ち運びも難しくない、軽くて操作性のよい機体が手軽です。 -
会社HP作成や利益を得る動画サイトへの投稿(~25万円)
趣味動画よりも高度な画質や撮影機能を搭載したドローンが求められます。シーンに応じて撮影モードが選択できたり、編集作業が簡単にできたりといった機能があるとよいでしょう。飛行性能が安定していて自動飛行機能などがついていると便利です。 -
映画、ドラマ撮影、MVやPV制作(25万円以上)
画質にこだわった高品質な撮影を求めるならば、機体の安定性も必要です。4K以上の画質で撮影でき、長時間の飛行も可能な、ドローンの性能においてもハイスペックな機体は高品質な映像制作にも向いているでしょう。
どのような映像を撮りたいか、自身の利用シーンをよく検討して、機能と価格がマッチしたドローンを選ぶことが大切です。
2025年版!おすすめの空撮ドローン10選【価格・用途別】
実際の機種選びに役立つよう信頼性の高いメーカーの商品を中心に、用途別に厳選しました。
自身のSNSやブログなどに利用。趣味の動画
Ryze Tech Tello
- 価格:12,000円~(Amazon公式サイト/ヨドバシcom)
- DJIの技術を採用した安定性
- インテル製プロセッサー搭載
- 720Pカメラ内蔵
- プロペラガード標準装備
- 飛行時間:約13分
- 重量:80g(登録不要)
DJIのテクノロジーを採用した信頼性の高い入門機です。安定性が高く、スマートフォンからの操作で、アプリを使った簡単な操作が可能。離陸はボタンを押すだけ。安定したホバリングで初めての方も無理なく撮影できます。予備バッテリーや交換パーツもAmazonなどで入手しやすいのが特徴です。手のひらサイズで80g程度と卵と同じくらいの重さです。
手のひらから投げて飛ばす「Throw & Go」機能や、画面スワイプでその方向に機体がフリップする機能などユニークな機能も搭載され、撮影だけでなく、飛行操作そのものも楽しめるドローンです。
DJI Mini 3
- 価格:55,000円~(Amazon公式サイト)
- 4K/60fps HDR動画対応
- 垂直撮影対応
- 最大51分の飛行時間(インテリジェント フライトバッテリー Plus使用時)
- 障害物検知センサー搭載
- 重量:248g
小型機ながら本格的な空撮を目指す方向けの高性能モデルです。最大51分もの飛行が可能。縦横の向きの切替えが素早くできるため、TikTokなどで人気の縦長動画の投稿も容易です。自動で撮影を行ってくれるクイックショット機能も搭載されており、ドローン初心者でも高度な撮影が可能になっています。
DJI Air 2S
- 価格:89,000円(Amazon公式サイト)
- 静止画20MP、動画5.4K/30fps~4K/60fps対応
- マスターショット機能搭載
- 最大31分
- 障害物検知センサー、障害物回避機能(APAS4.0)搭載
- 離陸重量:595g
コンパクトかつ軽量で可搬性もさることながら、高画質撮影はもちろん、高い飛行性能と安全性も確保された初心者からベテランまで満足できるドローンです。ハイパーラプス撮影やパノラマ撮影も可、またマスターショットと名付けられた機能が搭載されており、被写体をフレーム中心に捉えたまま10種類もの異なるパターンの飛行動作を行い、まるで短編映画のような動画を簡単に撮ることができます。
会社HP作成や利益を得る動画サイトへの投稿
DJI Mini 3 Pro
- 価格:115,000円~(Amazon公式サイト)
- 高画質4,800万画素モード搭載、動画は最大 4K60p
- フォーカストラック機能で自動追尾撮影可能
- 標準バッテリー34分、最大47分の飛行時間(インテリジェント フライトバッテリー Plus使用時)
- 前後に障害物検知センサー搭載
- 重量:249g
DJI Mini3の兄弟機となります。共通した特徴としては、ビジョンポジショニングセンサー搭載で飛行安定性が高く、ディスプレイ付き送信機(DJI RC)にも対応、縦向き撮影が可能です。バッテリーも互換性があります。Mini3と比較して高画質の撮影が可能で、雑誌の見開きのような大きなサイズの印刷にも適しています。
また障害物センサーも搭載され、自動ブレーキや検知した物体を避けて飛行が可能なので安全性能も向上しています。自動追尾機能も優れもので被写体を定めて撮影が可能なので、臨場感のある映像が撮影できます。
DJI Mavic 2 Zoom ※生産終了
- 4k撮影:1200万画素、光学2倍ズームレンズ
- アクティブトラック2.0、クイックショット、パノラマ撮影が標準装備
- 最大31分の飛行時間
- 全方位障害物検知センサー、衝突回避機能搭載
- 重量:905g未満
Mavic 2 Proと機体は同じですが、搭載カメラが異なります。光学2倍ズームレンズ(24-48mm)を搭載したカメラが標準でついており、デジタルズームと合わせると最大4倍までのズームに対応。カメラ性能とズーム機能を活かし、奥行きを表現したダイナミックな映像が撮影できます。
クイックショット機能に「ドリーズーム撮影」という機能があり、後方にバックしながら飛行し、被写体の大きさは変わらないのに空間が歪んで背景だけが迫ってくるような不思議な感覚の映像が撮れます。
DJI AIR 3
- 価格:103,840円~(セキドオンライン)
- 広角カメラ、中望遠カメラが搭載
- ウェイポイント機能対応
- 最大46分の飛行時間
- 全方向障害物検知搭載
- 重量:720g未満
DJI Air 3は、シリーズで初めてウェイポイント機能に対応。事前に飛行ルートと撮影アクションを設定すれば、人の操作では難易度の高い高度なカメラワークもオートで実行し、ワンテイクで高技術撮影された映像が取得可能です。
また、飛行ルートを保存して、撮影日や撮影時間を変えて、全く同じカメラワークを正確に実行することで、季節や昼夜の移り変わりを納めた長時間のタイムラプス映像の撮影なども実現可能です。Airシリーズの中では大きい機体ですが、それでも折り畳めば207×100.5×91.1 mm(長さ×幅×高さ)と非常に携帯性に優れ、旅のお供には最高の相棒となります。
映画、ドラマ撮影、MVやPV制作
DJI Mavic 3 Cine
- 価格:398,000円(EDION)
- 5.1K/50fps~4K/120fps 高画質なスローモーション映像も撮影可能
- Apple ProRes搭載
- 最大46分の飛行時間
- 全方向障害物検知センサー搭載
- 内部SSD:1TB内蔵
- 3軸ジンバル搭載でブレのない撮影
DJI Mavic 3 Cineは、ハリウッドを含む、様々な映画撮影などで使われているプロのクリエイター向けドローンの一つ。Apple ProRes(アップルプロレズ)というAppleが開発した、高画質での記録と同時に編集も可能な機能を搭載しています。後述のDJI Mavic 3 Pro Cineが後継機となり、さらに高度な撮影が可能になっています。
DJI Mavic 3 Pro Cine
- 価格:536,580円(セキドオンライン)
- 3眼カメラシステム(24mm/70mm/166mm)
- Apple ProRes搭載(3眼カメラともに対応)
- 最大43分の飛行時間
- 全方向障害物検知、APAS 5.0(衝突回避機能)搭載
- 内部ストレージ:1TB
- 重量:963g
Mavic 3 Proシリーズ最大の特徴は見た目でもわかる通り3眼カメラで、Hasselblad(ハッセルブラッド)という「Mavic 3」にも搭載されているカメラに加え、70mm中望遠カメラと166mm望遠カメラがあります。
70mm中望遠カメラの特徴は、映像に圧縮効果が生まれより印象的な映像を捉えることができます。圧縮効果を活かすと、小さく映るはずの背景が手前に迫って見え遠近感を感じにくく、山や飛行機などが実際より大きく見ます。被写体と周辺の関係を詳細に表すことができます。
さらに、166mm望遠カメラは、光学7倍ズームでの4K/60fps動画撮影や12MP写真撮影が可能です。最大28倍ハイブリッドズームを使用すると、雪山やサバンナなどで被写体に近づくことなく対象を確認でき、例えば野生動物などと安全な距離を保った状態で観察が可能です。
DJI Inspire 2 ※現在は中古品のみ取扱い
- 最大6Kでの撮影
- 高性能カメラZenmuse X5S(5.2K)、Zenmuse X7(6K)搭載可能
- 最大速度:時速94km
- デュアルバッテリー(2本1組)
- 3軸ジンバル搭載でブレのない撮影
Inspire 2はカメラが付属しておらず、用途や品質に合わせたカメラが別途必要になります。最大速度は94km/hにもなり、高速でダイナミックな映像が撮れること間違いなし。停止の状態からわずか5秒で80km/hの速度まで加速ができるため、ストレスなく撮影できます。
デュアルバッテリー、前後上下に搭載の障害物センサーにより、安全面も考慮されています。重量や大きさがあり可搬性はやや悪いので複数の撮影クルーでの利用が良いでしょう。
DJI Inspire 3
- 価格:1,769,900円(Amazon公式サイト)
- Zenmuse X9-8K Air搭載で最大8Kでの撮影可能
- 超広角ナイトビジョンFPVカメラを搭載(※夜間の飛行は申請が必要です。)
- 飛行時間:最大28分
- 全方向障害物検知システムを搭載かつ個別で有効/無効設定が可能
- RTK高精度測位技術を搭載
Inspireシリーズの機体フレームの変形設計を引き継いでいるため、上方に80°までのジンバル角度の設定により、機体が映り込むことなく斬新な撮影することが可能。さらにRTK高精度測位技術の搭載で、数センチレベルでの精度の高い測位ができ、飛行ルートをより細かく設定し、撮りたい画像が取得しやすく撮影効率も大幅にアップすることでしょう。
また、空撮をおこなう上で便利なWaypoint機能も「Waypoint Pro」としてグレードアップしています。「Waypoint Pro」は、カスタム設定を駆使して、飛行ルートと撮影計画を立てることが可能です。特に、高度、速度、ジンバル角度、カメラ設定など、設定済の全パラメーターを維持し、機体は同じルートをオートで飛行する「リピータブルルート」や、クレーンやケーブルカム、ドリーのような動きが可能な「3Dドリー」はぜひ試してほしい機能です。
購入のポイント
使用目的による選び方
- 初心者向け趣味の空撮 → Ryze Tech Tello・DJI Mini 3・DJI Air2S
- 会社HPや広告作成、商用利用 → DJI Mini 3 Pro・DJI Mavic 2 Zoom・DJI AIR 3
- ドラマや映画撮影向けの本格派 → DJI Mavic3 Cine・DJI Mavic 3 Pro Cine・DJI Inspire2・DJI Inspire 3
重要な確認ポイント
- 国内正規販売品であること
- メーカー保証の有無
- 予備バッテリーの価格
- 交換パーツの入手性
多くの撮影を行うには予備バッテリーがかかせません。大抵は一発撮りではなく複数回の撮影を行うでしょう。万一墜落させて修理が必要になった際、メーカー保証がついていたり、パーツの取寄せが容易であればスケジュールに影響もしにくく安心です。
購入時の注意点
- Amazonの場合、必ず「Amazon.co.jp 販売」または正規代理店からの購入を推奨
- セキドオンラインストアは、すべて国内正規品を取り扱い
- 並行輸入品は保証やサポートが受けられない可能性があるため注意
- 販売終了している機種も。レンタルという選択も視野に
自身が行いたい撮影方法やシーンを想定しながら機体を選びましょう。またドローンは導入するにはコストが結構かかるもの。次に紹介するレンタルサービスも選択の視野に入れてみてはいかがでしょうか?
空撮用ドローンをレンタルすべき?購入との比較
レンタルのメリット
ハイスペックな空撮ドローンを使いたいけど購入するにはハードルが高い。短期間しか使わないから買うのはもったいない・・。ドローンは決して安価ではないので購入をためらってしまう方もいらっしゃると思います。そんなときはドローンレンタルサービスを利用するのも選択のひとつです。
初期投資の軽減
購入には高額なコストがかかる一方、レンタルなら初期費用を大幅に抑えられます。短期間の撮影や試験導入に最適です。
保守・管理の手間を軽減
レンタルなら、メンテナンスや修理対応はレンタル業者が行うため、運用に集中できます。
また、保険についてもレンタル業者が加入していますので万が一の墜落事故等でも安心です。
最新機種を柔軟に試せる
次々に最新機種が発表されるドローン業界の中で、レンタルなら手軽に最新機種を試すことが可能です。
短期利用のほか、購入検討のためにもぜひ柔軟にご利用ください。
レンタルのデメリット
デメリットとしては、在庫が流動的で使いたい機材が希望日時で予約できないことがある。天候不良などで予定は変わるもの。必ずしも使いたい日程での利用が約束されない場合があるでしょう。
スカイシーカーレンタルサービスの概要
当社では、Matriceシリーズをはじめとした産業用から空撮用の一般用まで幅広いラインナップを取り揃えたドローンレンタルサービスを運営しております。
弊社レンタルサービスの強みをご紹介いたします。
- 最短1泊2日から利用可能
- ご利用開始日の前日午前中に機材をお届けするので余裕をもって利用可能
- ご利用開始日の3営業日前までキャンセル・日程変更が可能
- 小型機であっても往復送料は弊社負担(8,000円以上のご利用)
ドローン本体のレンタル品の中には、バッテリーや充電器、予備プロペラなど必要なものをオールインワンで同梱発送。別途必要なものをレンタルする必要はほとんどありません。 - バッテリーのみ・カメラのみのレンタルにも対応
まとめ|お気に入りのドローンを見つけて映像制作を楽しもう!
本記事では、空撮におすすめのドローンの価格や性能についていくつかご紹介しました。ドローンは用途によってさまざまな種類があり、どれを選んだら良いか・・と迷われる方の参考になればと思います。
シーンや価格によって多くの種類がありますので、気になる機体があればチェックしてみてくださいね。また、いきなり買うのをためらう方にはレンタルもおすすめです。お気に入りのドローンを手に、とっておきのオリジナル映像制作を楽しみましょう!