ドローン練習機おすすめ5選!初心者向け選び方ガイド【2025年版】

ドローンを始めたい方なら、誰もが一度は考えるこんな悩み。実は、ドローンの選び方一つで、その後の上達スピードが大きく変わってきます。
私も以前、安さだけを重視して練習機を選んでしまい、操縦が難しすぎて諦めかけた経験があります。でも、適切な練習機を選び直してからは、楽しみながらスキルアップできました。
この記事では、これまでのドローン練習機レンタル事業で得た経験を活かし、初心者の方が失敗しない練習機の選び方とおすすめモデルをご紹介します。将来的なドローンライセンス取得まで見据えた機種選びのポイントも解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
- ドローン練習機を選ぶポイント
- 練習機に求められる要素(操縦性・耐久性・価格)
- おすすめのドローン5選(価格・特徴・用途)
- ドローン初心者におすすめの練習方法
目次
ドローン練習機とは?初心者が知っておくべき基礎知識
1.ドローン練習機を選ぶポイント
よく「練習機なんて適当に安いのでいいんじゃない?」という声を聞きます。確かに、値段は重要な選択要素の一つですが、練習用ドローンを選ぶ際は、操縦のしやすさが重要。どんなに高性能なドローンであっても、複雑な操縦方法では飛行が難しくなってしまいます。
2.初心者向けドローンと通常ドローンの違い
プロ向けドローンと初心者向けドローンの最大の違いは、操縦をサポートする機能の有無です。例えば、DJI Mavic 3のような本格的なドローンは、GPSやさまざまなセンサーを使って安定飛行を実現しています。
一方で、初心者向けドローンは別のアプローチで初心者の操縦をサポートします。
私がお客様におすすめしているのは、次のような機能が搭載された練習機です。
- 自動ホバリング機能:手を離しても空中で止まってくれる
- ヘッドレスモード:機体の向きを気にせず直感的に操作できる
- 6軸ジャイロ:傾きを自動で補正してくれる
ただし、将来的にドローンライセンスの取得を考えている方は、これらのサポート機能に頼りすぎないよう注意が必要です。なぜなら、ライセンス取得には「ATTIモード」と呼ばれる、すべての補助機能をオフにした状態での操縦スキルが求められるからです。
3.初心者向けドローンに求められる要素(操縦性・耐久性・価格)
ドローン入門機選びで失敗しないために、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
①操縦のしやすさ
初心者が最初につまずくのが、機体が安定しないことです。良質な練習機には次のような特徴があります。
- 自動ホバリング機能:風の影響を受けにくい
- ヘッドレスモード:前後左右の感覚がつかみやすい
- 速度調整機能:ゆっくりした練習から始められる
②優れた耐久性
練習中の接触や落下は避けられません。以下の要素があれば、多少の衝突でも安心です。
- 360度プロペラガード:プロペラの破損を防ぐ頑丈なガード
- ABS樹脂製ボディ:しなやかで割れにくい素材
- パーツの入手性:万が一の際も修理可能
③適正な価格帯
予算に応じて、次のような選択肢があります。
- ~20,000円:基本操作の練習に十分なドローン入門機、カメラにはこだわらない
- ~100,000円:初心者でも高度な空撮が可能
- 100,000円~200,000円:ドローンを活用したビジネスも視野に入れたハイスペック機
飛行させる前に、100g以上の機体は機体登録が必要です。また、ドローンを飛行させてはいけない場所や飛行方法を確認する必要があります。
2025年版!おすすめのドローン練習機5選【価格・用途別】
実際の機種選びに役立つよう信頼性の高いメーカーの商品を中心に、用途別に厳選しました。
1.初心者向けドローン練習機
Ryze Tech Tello
価格:12,000円~(Amazon.co.jp / ヨドバシcom)
特徴:
- DJIの技術を採用した安定性
- インテル製プロセッサー搭載
- 720Pカメラ内蔵
- プロペラガード標準装備
- 飛行時間:約13分
- 重量:80g(登録不要)
選定理由:
DJIのテクノロジーを採用した信頼性の高い入門機です。安定性が高く、アプリを使った簡単な操作が可能。離陸はボタンを押すだけ、安定したホバリングで初めての方も無理なく練習できます。予備バッテリーや交換パーツもAmazonなどで入手しやすいのが特徴です。
2.高コスパな空撮入門機
DJI Mini 2 SE
価格:53,900円(セキドオンラインストア)
特徴:
- 1200万画素、最大2.7K 30fps カメラ搭載
- 最大31分の飛行時間
- GPS & GLONASS + Galileo搭載
- クイックショットとパノラマ機能搭載
- 重量:246g
選定理由:
価格はTelloに比べ少し高めですが、初心者でも安心して扱える高性能モデルです。「DJI MINI 2」の廉価版となり、飛行時間が大きく伸びたのが特徴。動画性能は「DJI MINI 2」が4Kの撮影に対応していたのに対しやや劣りますが、よほどこだわりがなければ十分です。
クイックショットは「DJI MINI 2」を引き継いでおり、被写体を中心にオート撮影、録画ができる機能です。初心者でもプロが撮影したような映像を撮ることができます。もちろん飛行性能も安定しており、空撮練習に最適です。将来的な技術向上にも対応できる性能を備えています。
3.ATTIモード練習向け
DJI Phantom 4 Pro
特徴:
- 4K 60fps カメラ搭載
- 最大約30分の飛行時間
- ATTIモード切替えスイッチ搭載
- グローバルシャッターを実装
- 重量:1388g
選定理由:
より高度な練習が可能なATTIモード(Aモード)への切替えができるドローンです。ATTIモードとは、GPSなどの衛星測位やポジショニングセンサーからの測位情報をカットするモードで、常に機体の姿勢や高度を保つために慎重な操作をし続けなければなりません。
国家資格の実地試験でもこのモードでの飛行技術が必要になります。もちろんカメラも4K対応と優秀で、スピードが速い被写体の撮影にも有効な、歪みの少ないグローバルシャッターが搭載されています。
4.室内練習特化型
DJI Spark
価格:55,000円~
特徴:
- フルHD(1080p)動画まで撮影可能
- 最大16分の飛行時間
- スマートフォンでの操作が可能
- ジェスチャーコントロール搭載
- 重量:300g
選定理由:
小さく軽量のため収納、可搬性に優れたドローン。操作は送信機だけでなく、スマホアプリや手のひらをかざして直感的な操作が可能なジェスチャーコントロール搭載。小型ながら多彩な撮影ができるクイックショット機能も搭載している。やや風には弱いため、室内での練習に向いているでしょう。
5.本格的な空撮練習向け
DJI Mini 3
価格:69,800円(Amazon.co.jp / セキドオンラインストア)
特徴:
- 4K/60fps HDR動画対応
- 垂直撮影対応
- 最大51分の飛行時間(インテリジェント フライトバッテリー Plus使用時)
- 障害物検知センサー搭載
- 重量:248g未満
選定理由:
本格的な空撮を目指す方向けの高性能モデルです。「DJI Mini 2 SE」よりも高度な機能を備え、最大51分もの飛行が可能。縦横の向きの切替えが素早くできるため、TikTokなどで人気の縦長動画の投稿も楽ちんです。もちろんクイックショット機能も引き継がれており、初心者でも高度な撮影が可能になっています。
初心者向けドローン選びのポイント
①使用目的による選び方
- 純粋な操縦練習 → Ryze Tech TelloやDJI Spark
- 空撮メイン → DJI Mini 2 SEやMini 3
- ライセンス取得目的 → DJI Phantom4 Pro
②重要な確認ポイント
- 国内正規販売品であること
- メーカー保証の有無
- 予備バッテリーの価格
- 交換パーツの入手性
たくさん練習するには予備バッテリーがかかせません。また万一墜落させて修理が必要になった際、メーカー保証がついていたり、パーツの取寄せが容易であれば安心して練習できます。
③購入時の注意点
- Amazonの場合、必ず「Amazon.co.jp 販売」または正規代理店からの購入を推奨
- セキドオンラインストアは、すべて国内正規品を取り扱い
- 並行輸入品は保証やサポートが受けられない可能性があるため注意
- 販売終了している機種も。レンタルという選択も視野に。
④目的に応じた機体選びが重要
まずは自分の目的に合った1台を選び、段階的にステップアップしていくことをおすすめします。特にDJI製品は、初期費用は高めですが、安定性と信頼性が高く、長期的な使用を考えると良い選択肢となります。
ドローンは操縦に慣れてしまえば誰でも飛ばせますが、機体登録が必要だったり、飛行できる区域が限定されていて、面倒な手続きがなく安価なトイドローンが良いと考える方もいるでしょう。
たしかに100g未満のトイドローンですと、航空法の無人航空機規定の対象ではないため、機体登録が不要かつ適用されるルールも少なくなります。
しかし、トイドローンはカメラの画質が悪く、空撮ドローンとしての利用はおすすめできません。あくまでもおもちゃであり、そもそもカメラつきモデルも少なくなっています。
また、屋外環境では風の影響を強く受けてしまい、ドローン操作が慣れているパイロットでもコントロールするのは至難の業。小さな機体とはいえ、操縦不能となり顔や体にぶつかったらケガや失明のリスクももちろんあります。
初めてドローンに触れる方が屋内で操作を体験する程度なら良いかもしれませんが、屋外での操作練習には不向きな機体でしょう。
ドローン初心者におすすめの練習方法
1.屋内での練習方法
ドローンは自宅などの室内練習でも操作技術の向上ができます。航空法を気にする必要がないため気軽に練習を始めることができます。
おすすめの室内練習
- ピルエットホバリング練習:
ドローンを一定の高さで静止させて左右に回転させる練習。まずは一定の高さを保つホバリングを練習し、慣れたらその場でドローンを回転させます。向きを常に意識し、舵の逆を切らないように何度も挑戦してみましょう。 - スクエア飛行:
前後左右に四角形を描くイメージでドローンを飛行させます。 - 8の字飛行:
ドローンを8の字に飛行させます。練習はじめは円でなくても大丈夫。徐々に慣れてきれいな円を描きましょう。8の字の交差する点がぶれなくなるまで練習しましょう。
上記のメニューは国家資格の実地試験の内容を意識しています。
慣れてきたら扇風機を使うなど、その環境に近づけてみるのもおすすめです。
2.屋外での練習方法
室内での操作になれたら、上記の飛行を屋外でもトライしてみましょう。
風の影響を受けたり、目視できる範囲を確認できたりと、より実用化に向けた練習をすることができます。
ドローンスクールに通って練習するのもおすすめです。
法規制やルールなども学べ、資格取得も案内されています。
スカイシーカーでもドローンスクールを運営しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
弊社のドローンスクールでは国家資格・民間資格共に取得可能です!
ドローン練習機をレンタルすべき?購入との比較
レンタルのメリット・デメリット
購入ではなくレンタルサービスをご利用いただくことで、以下のメリットがあります。
①初期投資の軽減
購入には高額なコストがかかる一方、レンタルなら初期費用を大幅に抑えられます。短期間のプロジェクトや試験導入に最適です。
②保守・管理の手間を軽減
レンタルなら、メンテナンスや修理対応はレンタル業者が行うため、運用に集中できます。
また、保険についてもレンタル業者が加入していますので万が一の墜落事故等でも安心です。
③最新機種を柔軟に試せる
次々に最新機種が発表されるドローン業界の中で、レンタルなら手軽に最新機種を試すことが可能です。短期利用のほか、購入検討のためにもぜひ柔軟にご利用ください。
デメリットとしては、在庫が流動的で使いたい機材が希望日時で予約できないことがあります。
おすすめのドローンレンタルサービス
弊社では、産業用ドローンをはじめ、一般向けや練習用など、幅広いラインナップを取り揃えたドローンレンタルサービスを提供しております。弊社レンタルサービスの強みをご紹介いたします。
- 最短1泊2日から利用可能
- ご利用開始日の前日午前中に機材をお届けするので余裕をもって利用可能
- ご利用開始日の3営業日前までキャンセル・日程変更が可能
- 小型機であっても往復送料は弊社負担(8,000円以上のご利用)
- ドローン本体のレンタル品の中には、バッテリーや充電器、予備プロペラなど必要なものをオールインワンで同梱発送。別途必要なものをレンタルする必要はほとんどありません。
- バッテリーのみ・カメラのみのレンタルにも対応
ドローンレンタルに関するご相談やご質問はお気軽にお問い合わせください!
まとめ|自分に合ったドローン練習機を選んで楽しく上達しよう!
本記事では、練習用におすすめのドローンや練習方法についていくつかご紹介しました。ドローンは用途によってさまざまな種類があり、どれを選んだら良いか・・と迷われる方の参考になればと思います。気になる機体があればチェックしてみてくださいね。
また、いきなり買うのをためらう方にはレンタルもおすすめです。お気に入りのドローンを見つけて飛行や、撮影を楽しみましょう!